日本語のOCRソフトはとても優秀だと感心いたしました。
最近、年表作りのために書籍を読みながら手書きで写しとっておりましたが、これがやはり面倒で。
であればと、書籍をスキャンしてOCRを使おうと思い、Google DocsやAcrobatのOCRを使ってみたのですが、「日本語縦書」には対応しておらず、また、横書きにしても精度がそう高くは無いので若干諦めておりました。
が、そうも言っていられない程、手写しは手間が掛かりますので有料版のOCRソフトを検討してみました。
試してみたのはこちら「e.Typist v.15.0」の試用版。
日本語縦書や、ルビにまで対応しているとのことです。
OCR化してみたのは「歴代天皇年号事典」の巻末付表、「歴代天皇一覧」。
縦書で漢数字も多く、また、余り聞きなれないような用語がオンパレードで、結構ハードルは高いと思います。
こちらをスキャンしてOCR化してみますと…

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「=」の縦書、「115」の数字以外はほぼ100%テキスト認識してくれています。
しかも、テキストエリアの認識をソフト任せにしてこの状態なので、手間が全く掛かりません。
正直、そんなに期待はしていませんでしたが、想像以上に使えます。
あー、これは便利だ。
便利だ。
でも今度は1ページずつスキャンするのが面倒だ。
面倒だ。
面倒なので、今度はスキャンの方法も考えることに。
書籍のスキャンとしての定番はScanSnapでしょうが、裁断するわけにもいかず。
最近は裁断せずに、書籍を開いた状態で上からスキャン出来るタイプもありますが、高いのです(50,000円くらい)。
富士通のスキャナー 「ScanSnap SV600」の特長を掲載しています。
ScanSnap 【広告】
本サイト上で表示されるコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。
はてさてどうしたものかと考えておりましたら、1つの光明が!
先月購入したデジカメ(FUJIFILM プレミアムコンパクトデジタルカメラ XQ1 ブラック F FX-XQ1B)に、「文字の撮影」機能があることに気づいたのです。

実際こちらの機能を使ってOCRを試してみましたが、何ら問題無く認識してくれました。
後はこれを本を開いて上から撮影していけば良いのですが、毎回ページをめくってカメラを構えて、というのがまた面倒。
今度はカメラを固定する方法を考えます。
と言ってもこちらは簡単。
接写用三脚というのが安く売っています。
接写用三脚 【広告】
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ではありますが、ここは敢えて手近にあるものだけで組み立ててみます。
【用意したもの】
- 三脚
- 一脚
- 大きめのクリップ(100円ショップで購入)
- W1/4インチナット(ホームセンターで購入)
【制作手順】
- クリップの開いている穴に、三脚のクイックシューのネジ頭を通してナットで締めます。
- クリップにカメラを取り付けた一脚を挟んで、カメラを書籍の上に来るように調整します。
以上。簡単です(200円くらい)。

これで多少不安定ですが、同じ位置で本を撮影することが出来るようになりました。
撮影したデータはWi-Fiを使ってそのままPCに保存出来るので、カメラを取り外してSDカードを取り出す手間も不要です。
贅沢を言えば、これにレリーズを付けたいのですが、これもちょっとお高いです(5,000円くらい)。
まぁ、しばらくはこの状態で楽しみます。
とかやっているうちにこちらの記事を見て・・・
ひょんな事から新しい三脚を買ってしまいました。買ったのはVANGUARDのAlta Pro 263AB 100。このクラスとしては信じられないコストパフォーマンスを誇る三脚です。 今回はそんなVANG
何て機能性の高い三脚なんでしょうか!
一見普通の三脚なのに、ポールを伸ばしてロックを外すとアーム状に水平にまで傾ける事ができるとのこと。
これは良いな。

WordPressでホームページを制作しつつ、休日は畑を耕したりDIYを楽しんでいます。
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